2017/03/28

屋久島旅行3(木あそび10年目、氣づきを求めて)

10年目 新たな氣づき3 ~屋久島旅行を終えて~

 屋久島の魅力は一言で言うと、【共助】であると感じた。
島全体、森の木々も、住まう人々も、個々の存在を認め合い、寄り添い合い、助け合う姿、それこそがこの島の魅力だ。

【流木について】

流木磨きのワークショップで、『屋久島においでよ!』と語りかけられた氣がした私は、流木に逢いに屋久島を訪れた。

私を屋久島にお出でと呼んだ木片
ワークショップで皆さんが作っったペンダント
予想を超えるほどの、流木が私を待っていてくれた。


帰宅して、持ち帰った流木を眺めながら、さて、何を作ろうか…何にしようか…どうにもイメージがわかない、なぜだろう…と考えた時、氣がついたのだ。いままでの私の作品はまず、デザインありきで木材を加工してきた。しかし、屋久島の流木は、森での風雨に耐え、ねじれ、変形し、倒木…その運命に抗うことなく川に落ち、不要な部分を削ぎ落とされ河口にたどり着いた強者達だ。


木目も柾目、板目、など単純な作りではなく、自己主張の塊でしかない。だからこそ、何かを作ろうではなく、木に語りかけ、どのような形になりたいのか、どのようにしたら彼らの生命を全うできるか、木を中心に考えないと形にしていくことができないと実感したのだ。今回、私のところにやってきてくれた、数々の流木、その木々の生き様を魂で感じ、自分の魂を磨くように、木々と[共助]しながら、どのような新しい形を引き出していくか、という楽しみが、私の木遊びに加わり、ますますおもしろくなってきたのだ!

屋久島旅行2(木あそび10年目、氣づきを求めて)

10年目 新たな氣づき2 ~屋久島旅行を終えて~

 屋久島の魅力は一言で言うと、【共助】であると感じた。
島全体、森の木々も、住まう人々も、個々の存在を認め合い、寄り添い合い、助け合う姿、それこそがこの島の魅力だ。

【ゆるく繋がる島民】

屋久島は、外周に大きな国道があり、その周りに26の集落がある。最初の移住跡地は、北西部の西部林道の中にひっそりと残されているという。深い森の中に、海岸から運んできたと考えられる丸石が積み上げられているらしい。さすがに、今の私ではたどり着くことができなかったが、ありがたいことに話は聞くことができた。昔の島民は、大変な苦労をして生活をし、島の石杖を築いてきたのだろう。




漁業、農業と第一次産業が主であった島が、1993年に世界自然遺産に登録され、島の産業は観光業に特化していったようだ。国内外からの観光客が急増し、華やかな観光業が主要産業になりつつあるが、数年前に屋久島に移住した若者たちと時間を共にし、語り合う時間を持つなかで、今なお、昔ながらの精神を受け継ぐように、島民同士が支え合う姿をみることができた。自分の作った野菜、果物を分け合い、おすそわけしていく仲間、毎晩のように集って語り合う仲間達、草刈りなどの共同作業を行う仲間、ゆるく繋がるコミュニティの存在が、我々、都市部からの旅行者に共助の温かみを感じさせ、心に平安を与えてくれるのだと思う。



移住した若者たちは、屋久島に呼ばれ、足を踏み入れた瞬間『ただいま!』と移住を決めたそうだ。都市部に暮らし、お金を稼ぐこと、生活することに追われるのではなく、自分の人生を生き抜くこと、他者と共助、共存することを選んだ若者たち。若くして、人生のターニングポイントを迎え、まっすぐまっすぐ生きることを選んだ、彼らの人生にエールを送りたい。そして、彼らが取り戻した[共助]のウエーブが都市部に暮らす私達に届く日を楽しみにしたい。


屋久島旅行1(木あそび10年目、氣づきを求めて)

 木あそびを初めて10年、新たな氣づきを求めて、3月7日から10日まで3泊4日で屋久島に行って来ました。
その時の思いをまとめて見ました。
10年目 新たな氣づき1 ~屋久島旅行を終えて~
 屋久島の魅力は一言で言うと、【共助】であると感じた。
島全体、森の木々も、住まう人々も、個々の存在を認め合い、寄り添い合い、助け合う姿、それこそがこの島の魅力だ。
【島の大半を占める森】

屋久島は、世界遺産に登録された西部林道に代表されるように、島全体が深い照葉樹林に覆われている。島全体が花崗岩で形成されていて、用土が大変薄いらしい。その硬い岩の上に、木々の種が落ち、力強く根を張りながら、その生命を芽吹かせ成長していく。植物が根を大きく張るには、決して優しい環境ではないが、彼らは周りの木々と共存し、お互いに寄り添い、時に絡み合いながら成長を続けるのだ。しかし、風雨に耐えかねて、その生命を終える木々も多い…それらの倒木に、そっと寄り添うように広がる苔。この苔もまた、新しい生命の芽吹きの土台となり、森を支える。


今回、雪で道が閉鎖されるなどのハプニングはあったが、紀元杉、弥生杉に逢いに行くことができた。3000年もの間、深い森の中でひっそりと生き続けてきたこの2本の木の姿、私は、その風格に圧倒された。彼らは、表皮を銀色に染め、光り輝いていたのだ!!風雨に耐え、地表に近い部分はねじれ、変形しながらも、2.5メートルくらいから上になるだろうか…まっすぐ、まっすぐ天に向けて伸び続けた生命。2.5メートル…人生のターニングポイント、私に例えると、何歳くらいになるのだろうか…私はまっすぐ伸びているだろうか…神秘的な森の中で、色々な木々と対話をしながら自分の人生を省みる時間を持つことができた。そして、たくさんのパワー、氣を貰って帰ってきた。このパワー・氣から病が治ったという方もいるようで、密かにあやかりたいと願いつつ…。







2017/03/03

蕗の薹(東京での生活)

今年早くも3月3日お雛祭りになりました。
昨年頂いた蕗を植えたところを見ていたら、
早くも蕗の薹を見つけました

まだ丸1年経ったところなので
いくつ出てくるか分かりません。
春の味を楽しむのを
もう少し待ってみたいと思います。